【過去最少の出生数】
厚生労働省は6月1日、平成29年の人口動態統計(概数)を発表しました。
生まれた子供の数(出生数)は約94万6千人と過去最少で、2年連続で100万人を割り込み、前年比で約3万1千人の減少でした。
昭和24年の269万6638人のピーク時から比較すると、約3分の1に迫っています。
【増える死亡者、人口の自然減少】
一方で、死亡数は約134万人で、前年比で3万2千人ほど増加し、戦後最多となりました。
死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減は39万4373人で、こちらも過去最大の減少幅となりました。
前年の減少幅は33万770人でしたので、1年で約6万人も人口減少が加速したことになります。
【ベビーブームを起こせなかった団塊ジュニア世代】
団塊の世代とそのジュニアの世代の人口ボリュームを比較すると、団塊の世代はおおよそ3分の2ほどのジュニア世代を生み出しました。
しかし、その団塊ジュニア世代は、半分ほどの下の世代を生み出していないことが人口統計上でわかっており、
少子化傾向が今後大きく改善する可能性はかなり低いとみられています。
【人口減少、少子化、高齢化と社会との向き合い方】
人口減少、少子化、高齢化は不可避となっている以上、どうやってそれぞれで生じる課題と向き合うかが鍵となりそうです。
一般論としては、下の若い世代が上の世代を支えるという社会保障モデル自体の見直しが必要なのではないでしょうか。
【わんるーふで異世代ホームシェア】
わんるーふでは、経済的な理由を抱える自宅外学生に、一般的な賃貸のワンルームマンションやアパート、あるいはシェアハウス(戸建てや分譲住宅を知人など数名で一緒に借りる形態)ではなく、高齢者宅の空きスペースを使って異世代で同居してもらうという、一つの共助の仕組みを提案しています。
厳しい経済状況でも進学しようとする若者と、異世代ホームシェアのためのお部屋を提供することで応援していただける高齢者の方の双方をマッチングすることで、この社会の中で、民間社会保障ともいえる仕組み作りを目指しています。格差を乗り越えようとがんばる人たちに一定の貢献をするものと考えています。
お部屋を提供したい、あるいはホームシェアを利用したい、さらに詳しく聞いてみたいなど、ご興味がある方は、わんるーふまで是非お問合わせください。