昨今、将来の不安につながる様々なキーワードが日々飛び交い、先行きの見えづらさや生きづらさを抱える人が日本社会で増えています。
実際にマクロで見ても、共働き世帯のほうが多くなった現在でも、世帯年収が400万円以下がほぼ5割を占めるようになり、家計貯蓄率は20年前の10％強から、0％前後で推移しています。
この生きづらい社会を、モノ（Things）を交わらせる（Cross）ことで少しでも改善する仕組みを作るための会社です。
次世代を担う子どもたちは、7人に1人は貧困世帯にいるといわれ、彼らの学業の継続や大学等への進学が経済的に非常に厳しいという話題も頻繁に取り上げられるようになりました。
「格差固定」や「貧困の連鎖」というキーワードもすっかりお馴染みとなりましたが、この負の循環から抜け出す一番の方法は教育です。
次世代を担う子どもたちが誰でも高等教育にチャレンジをできる仕組みが必要です。
国や行政に任せるのでは、財政などの問題でその対応の足取りが非常に重い上、給付が少額であったり学費のみが免除等の対象となっているなど、自宅外に進学先を求める場合の経済的な厳しさは直接は緩和されないままです。
他方で、現在75歳女性の平均余命は90歳を超え、2050年には平均寿命が90歳の時代を迎えます。「人生100年時代」が遠からずやってきます。
「異世代ホームシェア」は、高齢者世帯が引退後の新しい人生の一部を若い世代と分かち合い、支え合う関係を築くものです。
これは若い世代の人生の選択を助けることはもちろん、高齢者自身の人生にも彩りと刺激を与え、豊かな人生の助けになると考えています。