わんるーふ

異世代ホームシェアに関するコラム集

従来の下宿と異世代ホームシェアの違い

【事業性による差】

学生下宿は、立派な貸室業であり、学生を店子として居住空間を提供することの対価として貸し手である大家が賃料を得る”事業”です。

他方で、「異世代ホームシェア」とは、貸室を想定していなかった空き部屋を利用し、個人同士が合意のもとで互いに支え合う共同生活自体を目的とします。

方や事業、方やあたかも家族のような住まい方といえ、外形的に似ている部分ももちろんありますが、貸室等で他者を受け入れた経験のない高齢者の”自助”のみの居住から、 他者との支え合いという”共助”の関係へと転換するものともいえます。

異世代ホームシェアは、基本的に借り手、貸し手双方にメリットのある住まい方であり、双方が基本的には自立した生活を行いつつ、日常的な支援やコミュニケーションを行う共同生活です。 異世代ホームシェアの場合は支援やコミュニケーションに対して学生下宿のような対価性はほとんどありません。

【コスト面とつながりでの差】

一般の学生下宿の場合、事業として行っている関係で一般的な異世代ホームシェアに比べるとやや利用者側の負担するコストは高くなる傾向があります。 概ね6万円~8万円のところが多く、部屋だけで借りた場合は3万円~4万円ほどの部屋に、食事が朝夕2食提供されるケースが多いようです。

また、学生下宿の場合はサービス提供の事業者と利用者という位置づけですので、貸室そのもの以外に事業者側が提供するサービスメニューから、 利用者がその中から必要なものを選ぶという形が多い傾向があります。ただ、学生下宿は異世代ホームシェアと比べると人間関係的なつながりの点では比較的弱く、 あくまで事業者対利用者という形に落ち着きやすいため、人付き合いがどうしても苦手な利用者にとっては、 日常的な支援やコミュニケーションを行う共同生活が前提の異世代ホームシェアよりは利用しやすいかもしれません。

一人暮らし用のアパートやハウスシェア(一棟の建物が丸ごとシェア用住居となっているもの)、ルームシェア(一つの部屋を2人以上で居住するもの)、 学生下宿、異世代ホームシェアと、居住形態によってそれぞれコストや人のつながりの点で特徴があります。 利用者自身の経済的なものも含めた状況や、どういう生活を送りたいかといった志向や意向に沿った居住形態から、それぞれの募集情報を検討するのがよいでしょう。




【わんるーふで異世代ホームシェア】

異世代ホームシェアは、空き部屋を抱える高齢者宅で、自宅外学生となる人たちが家賃無料ないし非常に低廉な対価で一緒に住まう居住形態です。
自宅外学生にとっては毎月負担する家賃部分を大きく削減し、毎月の生活コストを最大3割ほど軽減する効果が見込まれます。

わんるーふは、厳しい経済状況でも進学しようとする若者と、異世代ホームシェアのためのお部屋を提供することで応援していただける高齢者の方の双方をマッチングすることで、 この社会の中で、民間社会保障ともいえる仕組み作りを目指しています。

ご興味がある方は、わんるーふまで是非お問合わせください。