【7年連続の総人口減】
総務省が、2017年10月1日現在の人口推計を発表しました。
総人口は前年より22万7千人(0・18%)減の1億2670万6千人で、7年連続の減少となりました。
総人口は1億2808万4千人だった2008年にピークを迎え、2011年以降は減少が続いています。
ただ、減少幅は前年よりも縮小しています。
これは定住外国人の増加によるもので、日本国民に限定すると前年を上回る減少幅となっています。
【過去最高の高齢化率】
65歳以上の高齢者は56万1千人増の3515万2千人となり、総人口に占める割合は過去最高の27・7%でした。
高齢化率は上昇していくことは既にわかっていることですが、いよいよ30%の大台に乗りそうな数字となりました。
出産適齢期の女性人口が今後大幅に減少することが今後の高齢化率の伸びに拍車をかけそうです。
【生産年齢人口の大幅減】
15~64歳の生産年齢人口は前年に比べて60万人減って7596万2千人。
総人口の60.0%で、比較できる1950年以降で51年と並んで2番目に少ない結果となりました。
これから65歳以上になる人たちの数は、引き続き人口ボリュームとしては若年層より大きくなることが予定されています。
就職活動をする大学生等が空前の売り手市場といわれているようですが、今後もますます売り手市場傾向が強くなることが予想されます。
業種や職種によっては、新卒横並びの給与体系の例外を認めるなど、力をつけた学生にとっては良い環境が整いつつあるようです。
【人口減社会】
人口が減っていく、特に生産年齢人口が減っていく中では、日本全体の経済・社会を維持・発展させていくために、一人あたりの生産性を高める必要があるとよくいわれます。
一人あたりの生産性を高めるためには、生産的な活動への参加率をあげることや、より高度な活動を生み出し、広げていくという方法が考えられます。
その実現のためには、やはり大学をはじめとする高等教育の果たす役割が重要といえるのではないでしょうか。
【わんるーふで異世代ホームシェア】
わんるーふでは、経済的な理由を抱える自宅外学生に、一般的な賃貸のワンルームマンションやアパート、あるいはシェアハウス(戸建てや分譲住宅を知人など数名で一緒に借りる形態)ではなく、高齢者宅の空きスペースを使って異世代で同居してもらうという、一つの共助の仕組みを提案しています。
厳しい経済状況でも進学しようとする若者と、異世代ホームシェアのためのお部屋を提供することで応援していただける高齢者の方の双方をマッチングすることで、この社会の中で、民間社会保障ともいえる仕組み作りを目指しています。
お部屋を提供したい、あるいはホームシェアを利用したい、さらに詳しく聞いてみたいなど、ご興味がある方は、わんるーふまで是非お問合わせください。