【私立大学の授業料が過去最高を更新】

文部科学省の調査で、2016年度に入学した私立大学生が初年度に支払った授業料の平均額が前年度比1.1%増の87万7735円となり、5年連続で増加して過去最高を更新したことがわかりました。

入学料は1.0%減の25万3461円、施設設備費は0.6%増の18万5620円で、授業料を合わせた初年度学生納付金は0.6%増の131万6816円。実験実習料なども含む納付総額は0.4%増の144万3967円となった。
学部別の授業料は、歯学部の316万7038円が最も高く、医学部が273万6813円、薬学部が143万7492円と続きました。

他方、授業料が低かったのは、神・仏教学部の71万6067円、社会福祉学部の73万6325円、法・商・経済・経営学部の75万1513円の順でした。

【大学の2018年問題】

少子化に伴う18歳人口の減少が続く中、大学進学者が減少に転じると予測される「大学の2018年問題」も話題です。

私立大学で入学定員充足率が100%以上の学校数の割合は、平成28年度には96・2%に上ったが、平成29年度には60・6%に低下。4割程度で定員割れが慢性化しており、入学者数が定員の半数に満たない大学も10校程度あります。

収益を学生の授業料に依存する大学にとって、18歳人口の減少は経営を直撃する死活問題となっており、大学の統廃合の動きもありますが、これに加えて授業料や施設費、実習費などがさらに高騰することが予測されており、経済的にあまり余裕のない学生やそれを支える世帯にとっては、益々厳しい環境になっていくかもしれません。

 

【わんるーふで異世代ホームシェア】

異世代ホームシェアは、空き部屋を抱える高齢者宅で、自宅外学生となる人たちが家賃無料ないし非常に低廉な対価で一緒に住まう居住形態です。同居することで、いざというときには支えになってくれることで、高齢者にとっては暮らしへの安心感が増すと考えられています。

他方で、自宅外学生にとっては毎月負担する家賃部分を大きく削減し、毎月の生活コストを最大3割ほど軽減する効果が見込まれます。

わんるーふは、厳しい経済状況でも進学しようとする若者と、異世代ホームシェアのためのお部屋を提供することで応援していただける高齢者の方の双方をマッチングすることで、 この社会の中で、民間社会保障ともいえる仕組み作りを目指しています。

ご興味がある方は、わんるーふまで是非お問合わせください。