【異世代ホームシェアとは】
高齢者と若者が一つの屋根の下で暮らす形態を「異世代ホームシェア」あるいは「世代間ホームシェア」と呼んでいます。(弊社のサービス名も、「一つの屋根の下で暮らす」という部分をイメージして名づけました。)
同居して共同生活をするという点ではルームシェアやシェアハウスが近い形態ですが、世代が異なることや、その住居のオーナーないし権利者が同居している点が特徴です。
欧米では割と普及してきている居住スタイルですが、若者側は経済的にあまり余裕のない学生が主で、同居開始段階から若者側が有業の社会人ということは現時点ではあまりありません。(私見ですが、おそらく身元保証や信頼性の点で、近隣大学に通う学生という身分が、受け入れ側の高齢者ホストの心理的なハードルを下げることに寄与する一方で、社会人には学生という身分に代わる条件が乏しいためだと思われます)
【異世代ホームシェアのメリット】
高齢者にとっては、話し相手がいることで日々の暮らしに変化や刺激があること、あるいは若い人がいること自体や何かあったときに近くに誰かいるという安心感があることが一番のメリットです。ほかにも、若い人と接すること自体が生活をする上での張りや活力になっているという方もいます。
他方、学生にとっては家賃(家賃は無料のケースもあります)の安さに加え、一人暮らしの寂しさを埋めてくれることもありますし、世代の異なる他人とコミュニケーションをとることによってアルバイトなどとは少し違った社会性も身につけられることがメリットです。
【異世代ホームシェアのデメリット】
異世代ホームシェアは良いことばかりではなく、もちろん懸念されるべき点はあります。
たとえば、生活時間帯や食の好みの違いの問題、家事分担の問題がまずあげられます。さらには、通常のマンションやアパートでの下宿とは異なり、必然的にコミュニケーションが発生するため、同居者とのコミュニケーション自体がどうしても苦手な高齢者や若者には実現や継続が少し難しい傾向があります。
こういった世代ギャップがあることで生じる懸念点については、当事者でややストレスを感じることもあるかもしれませんが、特に高齢者の場合は、日々刺激がないよりは会話をすることを含めた刺激やストレスが多少あるほうが健康で長生きできる傾向があるそうです。
【異世代ホームシェアでかかる費用(家賃等)】
わんるーふで提案する異世代ホームシェアでは、家賃に相当する部分は基本的にかからず、光熱費相当を毎月概算で支払うことと、継続的にサポートするための会費ないし管理費がかかり、本日時点では高齢者、若者それぞれから2,500円ずつわんるーふが頂戴することとしております。
【わんるーふで異世代ホームシェア】
わんるーふでは、経済的な理由を抱える自宅外学生に、一般的な賃貸のワンルームマンションやアパート、あるいはシェアハウス(戸建てや分譲住宅を知人など数名で一緒に借りる形態)ではなく、高齢者宅の空きスペースを使って異世代で同居してもらうという、一つの共助の仕組みを提案しています。
厳しい経済状況でも進学しようとする若者と、異世代ホームシェアのためのお部屋を提供することで応援していただける高齢者の方の双方をマッチングすることで、この社会の中で、民間社会保障ともいえる仕組み作りを目指しています。
お部屋を提供したい、あるいはホームシェアを利用したい、さらに詳しく聞いてみたいなど、ご興味がある方は、わんるーふまで是非お問合わせください。