ニュースやテレビ番組、またドラマやバラエティ番組の設定としても、この10年ほど、盛んに取り上げられているシェアハウス。 これが、入学進学時における親と子の経済的問題的な側面からだけではなく、これまで親兄弟など限られた人としか暮らしてこなかった 「IQでは測れない、社会生活に必要な、子供の心と体のスキルを養う」として非常に注目されています。
【新卒就職率が改善したとはいえ、希望の就職先を目指すにはコストは増大】
大学生の4月1日時点の就職率が前年比0.3ポイント増の97.6%と史上最高を記録した2017年。 就職率が上昇したことで有名企業などへの門戸が、一見広がったようにも感じがちです。ですが、就職希望者の割合も0.7ポイント増の74.7%。こちらも過去最高を記録。 数としては町の中小企業まで含めて募集しているところは増えたものの、大手で門戸が大きく広がったとまでは言えず、希望の企業に対しては、相対的に難易度が上がったとも考えられます。 やはり、親世代が無理をしても、子供世代の教育を充実させることが大切だと実感させられます。
【教育資金はこれまで以上に多く確保する家庭も増えつつある】
子供の教育のなかで、やはりもっとも大きなハードルとなっているのが、教育資金。 学費などのみならず、教材費、一人で親元を離れて暮らすことによる住居費や生活費の学生生活の間のものに加えて、契約時のイニシャルコスト。 また、現代では、就職活動の一環として、大学以外、夜間に専門学校や大学内エクステンションなどの講座を受講される方も多くあります。 そんなこともあり、現在は、アルバイトを積極的に行う学生が減りつつあります。 さらには、有名企業などへの就職を目指すなら、在学中のインターンとしての働きを積極評価するというところも増えています。 インターン受け入れ先の企業によっては、旅費や滞在費などの一部は自己負担のところもあり、就職活動前ですが、一般のエントリーから採用内定、入社よりも内容的にも、 経済的にもハードルは上がっています。 入学直後から学部学科振り分け前や、卒論時期などには、学業に集中するためのアルバイトなどを減らすことも含めて、 世間で報道されているよりは、ずっと多額の資金が必要だったと振り返り、実感している親世代は多いようです。
【大都市圏をはじめ、最もコストがかかるのは学費以外では住居関連】
大都市圏をはじめとして、最もコストがかかるのは、学費以外では住居の、とくにイニシャルコスト。 大学寮などへの申し込みと当選で、無事に入寮を決めたケースでも、一般の社会よりも拘束や誘惑も多い友人や上下関係のため深夜まで勉強に身が入らないなどとして、退寮して早期に賃貸住宅などに移るケースもあります。 これまでは安価で食事などまで面倒を見てもらえる下宿などもありましたが、現代学生にはあまり評判が芳しくないのか、古くから百年以上も続くところも含め、徐々に廃業などが進んでいます。 日本全国不動産の賃貸制度は数多くありますが、とくに大都市圏では、一般的に、敷金礼金が高額となることが多いのが通例。 新築マンションなどでは、ワンルームタイプですら家賃全体の6か月相当に加え、契約手数料や保険料、清掃費や鍵交換代金など、さまざまな費用が発生します。 そんな中、近年非常に注目を集めているのがシェアハウス。 これが、学寮などにはない教育効果や経験を積むのに非常に効果が高く、「IQでは測れない、社会生活に必要な、子供の心と体のスキルを養う」として注目されています。
【シェアハウスの効果】
シェアハウスにはさまざまなスタイルのものがあります。
たとえば、外国人比率を一定以上に保ち、内部を英語会話以外禁止とする【外国語学習特化型】。
音楽やダンス、絵画制作など、一般の賃貸物件では非常に高額で難しい契約内容を緩和させ、アトリエや専用練習室などを備えた【特定用途型】。
交際や結婚相手探しを前提とした【交際型】などなど。
また、そんな中に、教育分野や一流企業勤務など、さまざまな成人のキーパーソンを中心に据えて、交流や教育的効果をシェアハウス住民たちと互いに共有する【社会教育型】のシェアハウスなども登場しています。
基本的にシェアハウスでは、施錠できる個室スタイルから、ユースホステルやバックパッカー向け安宿のような物件まで多彩。 食事や風呂などはそれぞれが共有スペースを割り当て時間などに利用するスタイル。 そのため、使用に伴い周辺住民たちに声掛けをしたり、あるいは気遣って丁寧な道具遣いや清掃を行うなどの、しつけ部分の実践が深まるといったことはよく話題となっています。 さらに、キーパーソンを中心とした、パーティーやイベント開催とその運営を通しての実行力養成。 企業などの裏話や、OB訪問ではなかなか聞けない就職活動の体験談や、面接ディベートの相談などを行ってくれる人とのつながりなど、 さまざまな世代と社会的役割の人物が同じ設備を共用することから発生するコミュニケーションが、まだ社会に出るためのモラトリアム期にある子供のスキルを非常に伸ばしてくれるのです。
【まとめ】
学生時代、一人でとくに暮らすとなれば、全く新しいコミュニティに参加することになります。 学校を通じてのつながりだけではなく、地域や親しい近隣の人とのつながりは、直接いろいろな教えとなるばかりでなく、互いの見守り効果や、規則正しい生活へのモチベーションも含めて非常に重要。 こうした部分を確保するためには、やはりシェアハウスというのは非常に魅力的な存在なのですね。
【わんるーふで異世代ホームシェア】
異世代ホームシェアは、空き部屋を抱える高齢者宅で、自宅外学生となる人たちが家賃無料ないし非常に低廉な対価で一緒に住まう居住形態です。
自宅外学生にとっては毎月負担する家賃部分を大きく削減し、毎月の生活コストを最大3割ほど軽減する効果が見込まれます。
わんるーふは、厳しい経済状況でも進学しようとする若者と、異世代ホームシェアのためのお部屋を提供することで応援していただける高齢者の方の双方をマッチングすることで、 この社会の中で、民間社会保障ともいえる仕組み作りを目指しています。
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